毎日が告別式

人生どん詰まり元芸大生のブログ

小劇場お役立ちBOTはなぜこんなにも不愉快なのか。

突然だが、私はかれこれ8年演劇をやっている。まだたったの8年。多分10年後も20年後もやっていると思う。

 

高校演劇を3年。その後芸大に進学。演劇とは全く関係のない学科だったのだが、自分が演劇をしていないという現実に耐え切れず、1年目の冬に劇団を旗揚げ。しかしそれだけでは飽き足らず、大学2年目の冬に演劇の学科への転科を決意。

とにかくずっと演劇をしている。年に一度、大学で授業として学内公演がある。それが終わったら劇団で公演を行っている。それ以外にもたまにやる。今年の3月は地元で高校時代の友人と朗読劇を上演した。

 

そして今年、大学4回生になったので、就活を始めたのだが、

「私は演劇するために生まれて来たのになんでこんなクソ企業に頭を下げてるんだ?」

と本気で疑問に思い、就活をやめた。じゃあ将来どうするのかという話だが、まず私に将来なんてない。あるのは今だk(ダサいので自主規制)

 

就活を始めたとき、地元の友人から大学の先生まで、ありとあらゆる人に驚かれた。

 

「えっ、みりんちゃんは就活しないと思ってた」

「えっ、みりんちゃんは演劇で生きていくんでしょ?」

「えっ、みりんちゃんは鴻上尚史みたいにならないの?」

 

鴻上尚史というのは、地元出身の劇作家・演出家だ。地元で演劇をしている人は、とりあえずこの人を神だと思っている。(たぶん)

 

上記のようなことを言われる度に、私は彼らに

「だって就職しないと生きていけないでしょ」

と返答していた。しかしだんだんそれに疑問を感じて来た。

そうまでして生きる人生に、一体何の意味があるというのか。就職をしてしまうと、人生の主軸が演劇でなくなってしまう。そんな人生に一体なんの意味があるというのか。

 

そして私は就活をやめた。腹いっぱい芝居をやって、ダメになったら死のうと決意した。すると人生がクソほど楽しくなった。自分が今しなければならないことに集中できるようになった。

私が今しなければならないこと、それは、卒業公演の稽古だ。

私の所属している学科では、卒業論文の代わりに卒業公演を行う。企業に頭を下げている場合ではない。演劇を勉強するために大学にいるのに、その稽古を休んで企業説明会に行くなんて。

 

そしてこの夏休みは、ほぼ毎日稽古をしていた。夏季休暇で大学に入れない期間があったので、そこは休みにしたのだが、それ以外はほぼ稽古をしていた。明日も稽古だ。

私は演出を担当する。演劇になじみがない人に「演出って何するの?」と聞かれていつも答えに困るのだが、ウィキペディア先生は次のように言っている。

演劇で演出を担当する者は演出家と呼ばれる。総合芸術である演劇において、全ての表現(俳優の演技、舞台美術など)を統括し、方向性を与え調和をはかる役割を持つ。

演出 - Wikipedia

簡単に言うと、映画でいう所の監督だ。たぶん。

 

 

前置きが長くなったが、タイトルについて。

ツイッター上に、小劇場お役立ちBOTというアカウントがある。

自分も小劇場で演劇をしているので、なにか参考になるかもしれないと思って、フォローしてみたのだが、なんだかどうにもひっかかる。

 

 

 

言っていることは間違っていない。間違っていないのだが、何故こんなにも不愉快な気持ちになるのか。

もしかしたら私以外にもそんな人がいるかもしれない。そう思って検索してみたのだが、

 

 

 

 

いた。そう、上から目線なのだ。めっちゃ上から目線なのだ。この人は一体どれだけすごい人なのだろうか。何故たったこれだけの文章で人を不快にさせられるのだろうか。もはや才能としか言いようがない。

そして、先ほど「言ってることは間違っていない」と書いたが、全部が全部そういう訳ではない。例えば、次のツイート。

 

 

いや帰ったらあかんやろ!!!

それ演出になんつって帰るの?「自分負のオーラ出てるんで帰ります」とかいうの?

んで明日元気いっぱいでこれば許されるの??ほかの役者が一生懸命稽古している中、自分だけ「なんか負のオーラが出てるから」っつって家でリフレッシュして元気いっぱいで来たら許されるの???

冗談きついっす。そもそも、役者が一人欠席するだけでその日の稽古予定は大きく変わります。最初から「体調悪いので」と休むならまだしも、稽古場に来てから「負のオーラ出てるから」とかいう謎の理由で帰られたらたまったものじゃない。

いや帰ってもいいですよ最悪。帰ってもいいけれど、それは役者が決めることじゃない。「こいつがいたら稽古がはかどらない」と思った演出が指示を出して、初めて帰れるんじゃないかと思います。つーかまず負のオーラを消す努力をしろよ。

 

 

いらねえ!!!!!そんな役者いらねええ!!!!!!!

なんでクソメンヘラ役者の為に稽古場全体が気を使わなければならないのか。 

 

 

いくらなんでも押しつけがましすぎやしませんか??

ファックスが失礼で、郵便なら良いというのもさっぱりわからない。そりゃ切手代はかからないからよいかもしれないけど、ファックスを送る労力と、郵便を送る労力、どっちもどっちなんじゃないですかね。

あとそこまでしてアンケートを送りたがる人がいるのでしょうか。いたとしたらそれはすごく良いお客さんですね。そういう人たちはたとえファックスでも気にしないと思うのですが。

反対に、さしてアンケートを書く気がないお客さんなんかは、切手付き封筒を貰ってもドン引きするだけのような気がします。

 

 

いや、わかる、わかるよ……? でもそれが出来たらだれも苦労しないと思うんだ……。

 

 

いや、うん、わかるよ……? これもわかるんだけどね……?

当たり前だけど、演出家は「わからせるために」しゃべっているからね……?「わかるようにいってあげる」ってそんな簡単じゃないからね……?

あとこれはダメな役者の例だけど、怒られて初めて危機感を持つ役者もいるからね……?

 

 

いや、うん、まあそうなんだけどね……?わかるけどね……?

でも小屋入り一週間前に芝居が完成するわけないからね……?

そもそも完成なんてないからね……? 稽古に終わりとかないからね……?

たとえ稽古が何か月あろうと課題は見つかり続けるからね……?

「あと一週間あれば」ってのは、たとえ何年何か月稽古をしようと誰もが思うことだと思います。

 

とりあえずまあこんな感じで「わかるよ? いやわかるけどもでもさぁ」というツイートが多い。もちろん全部が全部じゃないけれど。

 

 

例えばこのツイートね。当たり前っちゃ当たり前だけど、意識したことがなかったので。そんな感じでためになるツイートもたくさんあります。でも文体が不愉快すぎるので私は嫌いです。心の広い演劇人は絶対にフォローすべきです。文体が腹立つだけで、言ってることはだいたいその通りだったりします。(だいたいです)

 

でもわたしはこっちのアカウントの方がすきです↓

 

 

小劇場お役立ちBOTの方がよっぽど丁寧な言葉遣いをしているのですが、私ははるかにこちらのくろしばいぬbotの方が好きです。もう完全に好みの話だけど。

これね、ほんとうにこれなの。芝居しなくても誰も困らないの。

昔ね、演劇部の稽古を毎日やってて、夏休みも返上して毎日稽古やってたの。そしたら後輩が急に泣き始めてね

「遊ぶ暇がない~」

って。

やめろよ!!!!!お前が演劇しなくても誰もこまらないんだよ!!!!!

 

 

これもね!!!ほんとにそう!!!!

確かに動ける人間は大切だけども、だからといって彼らが傲慢になっていい理由なんてないんだな。動けない人間をdisる権利なんてないんだな。

 

 

これもほんとにほんとによくわかる。演技が目的になっている役者は多い。あくまで目的は「表現すること」「魅せること」等々であって演技はその手段でしかない。

最初は演技が目的でもいいけれど、稽古が始まっても演技が目的のままだと困る。そんなのただの自慰でしかない。

 

という訳で私のように性格に難がある演劇人には、こちらの「くろしばいぬbot」のフォローをお勧めします。時々反省させられます。

 

 

 

 

おまけ

実在するやばい役者・演出家(私が出会った人、または人から聞いた話)

 

・本番前日に病気を理由に逃亡し、代わりにビデオレターを流すとか言い出したクズ。そしていろんな人に怒られて逆切れ、公演自体をストップさせるためになぜか大学の学生課に苦情を入れる。

 

・本番当日寝坊で欠席したクズ。(当然公演は中止。劇団側はやってきたお客さんに謝罪し交通費を支給)

 

・ゲネ前日に男と飲みに行ってゲネがぼろぼろ。そして後日謝ったからもういいでしょとか言い出すクズ。

 

・演出上すっぴんで出てきてくれないと困るのでそういったら「私すっぴんはちょっと……」とか言い出したクズ。

 

・役作りのために髪の毛を染める? という話が出たときに「あたし髪は染めない主義だから」とか言い出したクズ。

 

・ゲネの意味を理解しておらずゲネを「うまくいかなかったんでもっかいお願いします」と止めるクズ。

 

・嫌がる役者を無理やり出演させ、さらに公演が赤字だったためその役者から金をとろうとしたクズ。

 

・「親が体調悪いから」という理由で稽古を欠席するクズ。

 

・劇場で男といちゃつきはじめるクズ。

 

・「私の演技には何の問題もない」とかいいだすへたくそ。

 

あげだしたらきりがなかったー!!!!!!

演劇だからね、多少変な人が多いのは仕方ないけどもね、並べたら結構あれだね……。

 

よく人を見る目がないと言われます。例えばとある役者を起用したとき、私はその役者の陰口を死ぬほど聞いていたのですが、まさかそんな悪い人なわけないでしょーと起用してしまい、結果陰口通りのゴミクズだったので自分が大損害を受けたという話。これが2回ほどある。

 

まず私も演劇人としてだいぶアレ。てか演出家として人を見る目がないのは致命的。

いや、なんかね、みんな信じたいじゃん? 周りが嘘言ってる可能性もあるわけじゃん? だから一緒に仕事してみないとわかんないじゃん?

しかし周りの評判ってのはだいたいその通りだったりします。反省しよう。

 

 

 

 

 

おわります。

深夜のテンションで怒られそうな記事を書いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

貧乳なのに痴漢に遭った話。

おはようございます。風邪が治りました。

あっ、ブコメありがとうございました。ほんと病人はさっさと寝ないとダメですね。

 

風呂に入らなきゃ入らなきゃと思いつつも、熱くてしんどくと結局入れずじまいで寝落ち。今朝11時くらいに汗でびしょびしょになって目が覚めまして。

 

熱もすっかり下がったので、風呂に入ろうと全裸になったらその瞬間インターホンが鳴った。受話器を取ると警察。なんか知らんけど世帯調査票? を書いてほしいらしい。急いで服を着てオートロックを解除。

 

オートロックって便利。望まない客はその場でシャットアウトできる。わしの弟も今一人暮らしをしているのだけど、オートロックじゃないからいろいろ大変らしい。

 

osakanafurby.hatenablog.com

 

宗教勧誘とかね。あとNHKとかね。なんか受信料の契約をしろとかで、弟の下宿先にNHKの人が来たらしくて。ドアに足を挟まれて、断るに断れなかったらしい。国営放送……国営放送の民度……。

 

話は戻って、玄関の戸を開けたら警察のお兄さんがいた。世帯調査票? 世帯連絡カード? 忘れたけどなんかそんな感じの紙を渡された。住所と氏名。大学何回生か、あと実家の連絡先を記入。一瞬怪しいなとも思ったけど、どう見ても本物の警察だったので、おとなしく個人情報を書いて渡した。

 

警察には、なんか知らんけどちょくちょくお世話になっている。ひき逃げにあったり盗難にあったり痴漢にあったり。

 

大学2回生の時の夏、8時くらいに外を歩いていたら、目の前からバイクがゆっくり走ってきた。胸毛(彼氏)のバイクと似ていたので、胸毛かな? と思って立ち止まったら、そのバイクも速度をさらに緩めた。そして私の乳をつかんだ。あるかないかわからないようなクソ貧乳をつかんだ。がんばらないとつかめないクソ貧乳をつかんだ。

 

わし「!?」

 

そしてそのバイクはそのまま走り去っていった。しばらく呆然とした。

 

「いやわしでええんかい!!!!!!!」

 

と思った。妥協にもほどがある。

 

↓わしの貧乳度合いがよくわかる記事。

 

osakanafurby.hatenablog.com

 

 

あまりの出来事に呆然としながらも、ツイッター廃人なのでとりあえず「下校途中に痴漢にあった」とツイートした。すると通報を勧められた。なんでもこの近辺では痴漢が多発しているらしい。せっかくなので通報することにした。

 

家から徒歩1分の距離に交番があるので、そこに向かった。しかし無人。電話が置いてあったので、そこから通報した。

 

電話はすぐにつながった。詳しく事情を聴かれ、その場で待っているように言われた。それから待つこと10数分。3人の警察がやってきた。うち一人は女性。そうか、被害に遭った私は一応女なのだからそれはそうか。

 

なんか知らんけどみんな優しかった。わしとしては、ない乳をわしづかみにされただけなので特にダメージはなかった(つもり)だったのだが、なんかすごい優しかった。そして事情を丁寧に聞かれた。何時ごろだったとか、どの場所だったとか、どういう経緯でそこを通ったかとか。

たしか大学で芝居の稽古をしていて、その後だったと思う。駐輪場で猫を見つけたのでしばらく戯れて、その後ない乳をつかまれた。警察の人に「ここで猫を触っていたのね?」とか確認されてちょっとはずかしかった。私の方がよっぽど痴漢っぽい。

 

 その後、車に乗せられて実際の現場まで行ったり、被害届を書いたりした。びっくりするほど丁寧に対応された。後日、書類の提出か何かでその時と同じ婦警さんに会った。これからタコパ(たこ焼きパーティーの略、大阪府民が相手を友人と認めるための儀式)をやるんですーと話したら「ええやん~おみやげちょうだい~」と言われた。すごい大阪っぽい。

 

後日、バイト先の店長に「こういうことがあったんですー」と話したら、「痴漢される方もされるような恰好をしてたってことやろ」と言われた。しかしその時の私の格好は、ジーパンにムーミンのTシャツ。すごくムーミンが好きな人だったのかな?

 

先ほど、痴漢に遭ってもさしてダメージはなかった(つもり)と書いたが、本当につもりでしかなかった。遭った当初は「変な趣味の人間がいるもんだぜ」としか思っていなかったのだが、わしの心の深いところはしっかりにショックを受けていたようで、それからしばらく、バイクの排気音を聞くたびビクっとした。警察による事情聴取の後、家に帰ると恐ろしさがこみあげて来た、半泣きで胸毛(彼氏)に電話をした。メンヘラなので心配してきてくれるかなと思ったけど別にきてくれなかった。罪深い。

 

ほんと痴漢って罪深い

 

その一年後、また夜一人で歩いていると、巡回中の警察に呼び止められた。この辺りは不審者が多いので、夜の一人歩きは気を付けるようにとのことだった。

 

わし「ああ、去年あいました」

警察「えっ、僕にですか?」

わし「いや痴漢に」

警察「えっ………………あの、

僕いままでそういう人に会ったことなくて…………その…………すみません……」

 

そういって、警察官は私に注意喚起のビラを手渡して去っていった。

ちょっと萌えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

ある日の夜、自転車のカゴに炊き込みご飯を入れて走っていたら警察に呼び止められた。んであの自転車の盗難チェック? みたいなのをされた。

「これ私のなんですけど!」

とその時は憤慨したら、よくよく考えたら夜中に女が鞄も持たずに手ぶらでボロボロの自転車に乗っていて、さらにそのカゴには炊き込みご飯しか入っていないのだからそれは怪しいよな。

 

 

 

 

 

おわります。

炊き込みご飯はバイト先の店長にもらったやつ。

 

 

 

 

一人暮らしの発熱マジ勤行

 

はあ薬もねえ! 
食い物ねえ! 
氷枕は凍ってねえ! 
家族もねえ! 
看護もねえ! 
布団に茹でられぐーらぐら!

朝起きて! 
飯なくて! 
半日ちょっとのラマダーン! 
部屋汚ぇ! 
頭いてぇ! 
病院行くにも足がねぇ! 
おら一人暮らし嫌だ! 
おら一人暮らし嫌だ! 
愛媛さ帰って、パラサイト!

 

 

 

 

一人暮らしの発熱マジ勤行。

 

 

 

 

また熱が出ました。

天津木村の記事を書いてた時も熱があったのですが、治ったと見せかけてまた出ました。ふざけんな。

 

↓天津木村の記事

天津木村のエロ詩吟に関して - 毎日が告別式

 

吐きそう。

前回熱出した時がね、芝居の稽古の前日だってね、ああ私演劇やってるんですけどね、わたし演出家なんでいなかったら大迷惑なんでね、気合いで治して稽古行ったんだけどね、その時「稽古にひびかせない私マジ演劇人」とか思ってたんですけど、ほんとにちゃんとした演劇人ならまず熱出さないってね。

 

ほんとしんだほうがいい。

明日は稽古なかったのでまだ良かったです。しかし明日はマンドリンのコンサート行く予定だった……治ったら行こう、治ったら……。

 

風邪の時は食欲がなくなるから、みかんのゼリーをよくお母さんに買ってきてもらっていました。しかし一人暮らしの私は自分で買いに行くしかない。胸毛(彼氏)には最近すでに3回ほど看護、いや介護して貰ったので流石にもう頼れない。ついでに胸毛も私から風邪を貰って行った。もう地獄。ほんとすみません。

 

みかんのゼリーが食べたい。愛媛県民なのでみかんは愛媛産のやつ。

ヒイヒイいいながらコンビニに行っても、和歌山県産のみかんゼリーしかない。

 

愛媛県民の前で和歌山県の話をしてはいけない。毎年冬になると、実家から愛媛みかんが送られてくる。なので、ラインとかで

 

「みかんがほしい人は、私の前で、和歌山みかんは愛媛みかんの足元にも及びませんって言ったらもれなく貰えるよ!」

 

と告知します。律儀に言ってくれる人がわりといます。そろそろ和歌山県民に怒られそうです。むしろ怒ってください。

 

前回の記事、コメントありがとうございました。 共感されて嬉しい。熱下がったら返信しますです。

 

 

 

 

それではおやすみなさい。

 

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ファービーが見守って(見下して)くれている。

 

 

 

 

 

 

おわります。

 

ほんと虫に対して憎しみ以外何の感情もない

わたしが現在住んで居るのは大阪の片隅のクソ田舎。なにもない。マジでなんにもない。学生街のはずなのに、絶望的に何もない。駅前すら何もない。

 

昔、学校の課題で「駅前を発展させる方法を考えよう」というのがあった。イオンモールを乱立させる以外何も思い付かなかったのだが、「ショッピングモールの建設とかはダメ」と言われたので非常に困った。

 仕方ないので、大真面目に「虫とり大会を開催する」と書いて提出した。だって虫以外なにもないんだものこの町。(友人はバードウォッチングを開催すると書いて提出していた)

 

 虫が嫌いだ。本当に本当に嫌いだ。ほんと虫に対して憎しみ以外何の感情もない。この時期、河川敷や田んぼの横を原付で走っていると、次から次に虫が特攻してくる。回天かよ。桜花かよ。だからこの時期、半ヘルでバイクに乗っている人を見ると、正気か?!と思う。

 

 先日、河川敷を走っていたら、トンボの大群に出くわした。何故かあいつらは私の心臓めがけて突進してくる。カナブンとかもそう。何故か心臓めがけて突進してくる。確実に殺しにかかっている。何故私は虫に命を狙われているのだろう。

 ふと、腕に水がかかる感触がした。見ると、私の腕で何かが潰れていた。桜花かよ。回天かよ。フィジカル的なダメージはないものの、メンタル的には着実にやられていた。

 

ほんと虫に対して憎しみ以外何の感情もない。

 

 この時期、窓を開けていると、網戸なのに虫が入ってくる。先日チーズケーキを焼いて、冷ますために数分放置していたら、チーズケーキの中央で虫が死んでいた。怒りがふつふつと湧き上がってきた。殺してやろうと思った。しかし既に死んでいた。何故この場所を死に場所に選んだのか。ふざけんな死ね。(死んでる)

 

セミも嫌いだ。この時期、ベランダに出るともれなくセミが落ちている。既に絶命しているのなら別にいいのだが、高確率でまだ生きている。そして私がまたごうとした瞬間に「ジジッ」と小憎たらしい音を立てて飛び立つ。ネット上でセミファイナルと呼ばれているアレだ。もうほんとうに気持ち悪いしビックリするし、もうほんとうに勘弁してほしい。

 

昔はセミは平気だった。素手で掴んだり、空を飛んでるのを網で捕まえたりしていた。そして虫取りカゴに入るだけ入れて、セミの監獄みたいなのを作って玄関に展示していた。今思えば正気の沙汰ではない。

 

 もしかしたら、セミを筆頭にあの虫たちは、私に復讐しているのかもしれない。セミファイナルで私を怯えさせるセミ。体当たりしてきてたまにおしっこをかけてくるセミ。わしのチーズケーキの上で死ぬ羽虫。心臓めがけて突進してくるトンボとカナブン。

 

わたしはこの世に存在する全ての虫に命を狙われているのだ。

 

 

 

 

 

 

ほんと虫に対して憎しみ以外何の感情もない。

 

 

 

 

 

 

おわります。

 

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あとたまにファービーの毛の中で死んでるのほんと勘弁してほしい。

 

 

 

また注目のブログに載ったけどそんなことよりわしの犬見て

 

5日間ほど載りました。さっき見てたらなくなってた。なんとなくこうしたら載るのかなと思ったらその通りだったので、嬉しいような、悲しいような。

 

しかし読者が増えたのは嬉しいです。

読者のみなさん!! 読者のみなさーん!!!

 

うちの犬かわいいから見て!!!

 

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そして犬に踏まれるわし

 

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いえーい!!!

 

ところで、まけもけさんがまた言及してくださいました。

 

「もものかんづめ」を読みなおす - ぐわぐわ団

 

めっちょこってかわいい。最高。

さくらももこの「もものかんづめ」は本当に面白いんです。本で爆笑したのはあれが初めて。そこからさくらももこのエッセイにはまり、次から次に読み漁って、途中から「あれ? 最近のそんな面白くなくね?」と思い始め、「宝石物語」でそれは確信に変わり、「なんやねん!ただの金持ち自慢やんけ!これならわしのほうがおもろいわ!」となってこのブログが誕生しました。失礼にも程がある。

 

言及されました、コメントされました、という通知がくるとドキッとします。

「つ、ついにわしにもアンチが……!」

と毎回ドキッとします。んで実際コメントを見てみると優しい言葉で溢れかえっているので優しい気持ちになります。

みなさんいつもありがとうございます。私の精神の均衡が保たれているのは、ひとえにみなさんの優しいコメントのおかげです。

 

はてブの方もみてます! あれって返信機能ないのかしら。

 

そういや、前回の記事

女は奢ってもらって当然という考え方は時代錯誤だと思う - 毎日が告別式

書いた数時間後に、胸毛(彼氏)が来てこれを置いていきました。

 

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もう最高。

パスタソース三点セットのことは水に流します。

 

 

 

おわります。

 

 

 

女は奢ってもらって当然という考え方は時代錯誤だと思う

「彼氏と飯に行ったのに、割り勘なんか?」

「奢ってくれんのか?」

 

バイト先の店長によく聞かれる。私が彼氏(胸毛)と飯に行く時は、ほぼ毎回割り勘だ。初デートの時もそうだった。別にそれがおかしいと思ったことはなかったのだが、バイト先に行くたびに「また割り勘か?」「情けない男やなぁ」と言われる。もしかして毎回割り勘なのはおかしいのか……?

 

ふとテレビを見ると、似たような茶髪の似たような服を着た似たような女たちが、「割り勘とかありえない」と言っている。奢ってもらって当然という態度でふんぞり返っている。いやおかしいのはこっちじゃないのか……?

 

 

思えば、胸毛と付き合いたての頃は、向こうはバイトをしておらず貧乏だったので、私の方が多めにお金を出していた。結構情けない気持ちだった。

 初めてのバレンタイン。人生で初めて出来た彼氏のために夜なべしてチョコを作った。お返しにもらったのは、パスタソース三点セット。きっと永遠に忘れない。パスタソース三点セット。一つ100円のやつ。

 

正直半泣きだった。絶望を通り越して解脱しそうだった。パスタソース受け渡しの場にたまたまいた知人には

「えっ、ほんまにパスタソースだけだったの? 後から何もなし?」

と聞かれた。あるわけなかった。正直泣いた。

 

その頃は付き合いたてだったので文句を言うに言えず、今年になって、「正直あれはどうかと思う」と伝えた。

胸毛曰く「その日は本当に時間がなくて、スーパーでそういえばパスタが好きだったなと思い出して」ということらしい。貧乏だったし。

それにしたってパスタソース三点セットはないだろう。コンビニでホワイトデー用のチョコとか売ってるやん。そんなんでええやん。そう言ったのだが、「コンビニでそんなん売ってるって知らなかった」と言われた。この辺男女の違いか。

 

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今年のホワイトデーはチョコを貰った。こういうのがずっと欲しかった。正直泣いた。

 

話は戻って、奢る奢られるの話。胸毛曰く「店長がそういうのは、そういう時代だったからだろ」

言われてみれば、確かに。

昔は男が稼ぎにいって、女は家庭に入るのが当たり前だった。女は庇護されるべき存在だった。稼ぐのは男なんだから、家にいる女が奢られるというのはごく当たり前のことだ。

しかし、現代では女性の社会進出が進んでいる。女でも稼げる時代になった。

カップルで、女は学生だが男は社会人。これならまだわかる。だが、自分も稼いでおきながら当たり前のように男に奢ってもらおうとする女は一体何なのか。そんなの乞食と一緒じゃないか。

 

割り勘は嫌、それもわからない。なんで当たり前のように全て相手に負担させようとするのか。本当に愛しているなら相手に負担をかけたくないと思うのだけども。

 

でもまぁ、奢ってほしいという気持ちもわからないではない。私の場合は自分の彼氏に限定した話だが、奢られる→女は奢られるという風潮→女の子扱いしてもらえてる?!?!

と思って嬉しかったりする。あくまで胸毛限定の話。

でも、ご飯を奢って貰うより、花を一輪もらう方が嬉しい。その方が女の子扱いされている気がする。ブス過ぎて長年女扱いされていなかったからその反動がすごい。

 

あのね!!!!!枕カバーとか買ってきてくれるのほんまに嬉しいんやけどね???! たまにはお花ください!!!!お花を!!!!ください!!!!

 

あ、枕カバーはふくろうの柄でとっても可愛かったです。もう大好き。

 

さっきのツイッターのじゃないですけど、デートにしてもね、割り勘にした方が長く一緒にいられるもんね。その方が幸せじゃないですか。

 

と、思います。

 

「どっちかが貧乏な時に奢るとかでええやん」と胸毛はいいます。それでいいと思います。こないだ道路交通法違反で6千円罰金を食らった胸毛のために、インドカレー奢ったしね! そしてその直後アイス買ってもらった。

 

基本割り勘で、どっちかが飢餓のときはどっちかが奢って、誕生日とかはお互いに奢ります。

 

人生楽しいイェーイ!!!

 

 

 

 

 

 

おわります

 

 

 

インドカレー屋に行こうとして警察に捕まった話

急いでいた。

その日は物凄く急いでいた。

時刻は14時00分。あと30分で、ラストオーダーの時間になる。

インドカレーが私を待っている。

いや別に待っていないけど、私の胃がインドカレーを待っている。

 

胸毛(彼氏)とバイクを二人乗りして、インドカレー屋に急ぐ。

反対車線、その向こう側に店が見えた。あと25分。

Uターンすべく、胸毛がハンドルを切った。

その瞬間、サイレンが鳴り響いた。

 

「そこのバイク、止まってください」

 

胸毛はクソっと呟き、歩道にバイクを停めた。私は半笑いで降りた。

数メートル先に、インドカレー屋があるのに。ほんの数メートル先なのに。せっかく急いできたのに。

なんでこんな目に遭わないといけないのか。一体どんな悪いことをしたというのか(道路交通法違反)

 

Uターン禁止の場所だったらしい。胸毛はパトカーの中に連れて行かれた。別に逮捕はされていない。そこで書類を書かされるのだ。

 

警察「暑いので、お連れさんもよかったら中にどうぞ」

わし「嫌です!!!!!!!」

 

法を冒したのはあくまで胸毛である。何故私が極悪人輸送車に乗らなければいけないのか。私がパトカーに乗る日は、本当に悪いことをしたときだけと決めてある。嘘です。

 

胸毛がパトカーの中で事情聴取をうけている間、私は歩道で太陽にじりじりと焼かれていた。そしてインドカレー屋を目の前にしてお預けをくらい、じりじりしていた。

 

目の前に鎌倉パスタがあった。諦めて鎌倉パスタのホームページを開いた。パン食べ放題らしい。何が悲しくて炭水化物に炭水化物を合わせなければならないのか。ここは大阪だがやはり解せない。

 

十数分後、胸毛がパトカーから出てきた。警察の人に謝っておいた。お仕事ふやしてごめんなさい。胸毛は6千円の罰金らしい。どんまい。

 

わし「鎌倉パスタでもええんやで」

胸毛「えっなんで?」

わし「だって間に合わんやろ」

胸毛「間に合うよ」

 

この時、時刻は14時20分。インドカレー屋はほんの数メートル先だ。

 

わし「でもこんなギリギリに行ったら迷惑やろ」

胸毛「そんなことないよ。行こうや」

 

そしてインドカレー屋に向かうことになった。胸毛はバイクの後ろに乗るよう促してきたが、

 

胸毛「乗りや」

 

私は走ってインドカレー屋に向かった。しょっぴかれたばかりのバイクに乗ったら、私が罪に染まる気がしたからだ。気のせいだ。

 

そしてたどり着いたインドカレー屋。プジャ西浦店。

 

私はインドカレーが好きだ。キモいぐらい好きだ。ありとあらゆるインドカレー屋を訪れた。これが何軒目なのか、まったくわからない。誰にもわからない。

 

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ランチメニューが豊富。しかしマトンカレーがない。私にとって良いインドカレー屋であるか否かは、マトンカレーの有無によって決まる。絶望だ。いやまぁランチメニューにマトンカレーがある店の方が珍しいのだが。

 

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日替わりだとマトンカレーもあるらしい。次は木曜日に行きたい。

とりあえず、この日はさして空腹でもなかったので、一番安価なランチを注文した。

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カレーが一種類ずつ付く。私はポークカレー、胸毛は日替わりのエビとほうれん草のカレーを注文。辛さも選べる。中辛にした。サラダとドリンクも付く。ドリンクはラッシーにした。カレーが辛いので、ラッシーの甘みで中和しながら飲むのだ。(ラッシー=ヨーグルトっぽいやつ)

 

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ナンはおかわりできる。

焼きたてのナンは非常に熱いが、その分美味しい。ナンを食べるのは、時間との戦いだ。ナンは時間が経てば経つほど冷えて硬くなる。あつあつもちもちの時に食うのが一番美味い。

 

エビとほうれん草のカレーがちょっと意外なほど美味しかった。マトンにこだわるのはやめたほうがいいのかもしれない。

 

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通常メニュー。種類が豊富だ。しかしマトンがない。(やはり拘りは捨てられない)

 

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食べ放題メニューもある。

カレーは結構腹に溜まるので、そんなに食える気はしないが、楽しそうなのでいつか挑戦してみたい。

 

その日、私は胸毛と映画館に行く予定だった。しかし私がうっかり家に忘れ物をしてしまい、取りに行くついでにこのインドカレー屋に来た。

 

胸毛「お前が家に忘れ物をしなかったら、警察に捕まることもなかったのに」

わし「そんなこと言い出したら、そもこもお前がバイクの免許取ってなかったらこんなことにはなってない」

胸毛「せやで。そもそも生まれなかったらこんなことにはなってないねん」

 

 

 

 生まれてくるんじゃなかった。

おわります。

次回「大阪のインドカレー屋50選」(大嘘)