毎日が告別式

人生どん詰まり元芸大生のブログ

女は奢ってもらって当然という考え方は時代錯誤だと思う

「彼氏と飯に行ったのに、割り勘なんか?」

「奢ってくれんのか?」

 

バイト先の店長によく聞かれる。私が彼氏(胸毛)と飯に行く時は、ほぼ毎回割り勘だ。初デートの時もそうだった。別にそれがおかしいと思ったことはなかったのだが、バイト先に行くたびに「また割り勘か?」「情けない男やなぁ」と言われる。もしかして毎回割り勘なのはおかしいのか……?

 

ふとテレビを見ると、似たような茶髪の似たような服を着た似たような女たちが、「割り勘とかありえない」と言っている。奢ってもらって当然という態度でふんぞり返っている。いやおかしいのはこっちじゃないのか……?

 

 

思えば、胸毛と付き合いたての頃は、向こうはバイトをしておらず貧乏だったので、私の方が多めにお金を出していた。結構情けない気持ちだった。

 初めてのバレンタイン。人生で初めて出来た彼氏のために夜なべしてチョコを作った。お返しにもらったのは、パスタソース三点セット。きっと永遠に忘れない。パスタソース三点セット。一つ100円のやつ。

 

正直半泣きだった。絶望を通り越して解脱しそうだった。パスタソース受け渡しの場にたまたまいた知人には

「えっ、ほんまにパスタソースだけだったの? 後から何もなし?」

と聞かれた。あるわけなかった。正直泣いた。

 

その頃は付き合いたてだったので文句を言うに言えず、今年になって、「正直あれはどうかと思う」と伝えた。

胸毛曰く「その日は本当に時間がなくて、スーパーでそういえばパスタが好きだったなと思い出して」ということらしい。貧乏だったし。

それにしたってパスタソース三点セットはないだろう。コンビニでホワイトデー用のチョコとか売ってるやん。そんなんでええやん。そう言ったのだが、「コンビニでそんなん売ってるって知らなかった」と言われた。この辺男女の違いか。

 

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今年のホワイトデーはチョコを貰った。こういうのがずっと欲しかった。正直泣いた。

 

話は戻って、奢る奢られるの話。胸毛曰く「店長がそういうのは、そういう時代だったからだろ」

言われてみれば、確かに。

昔は男が稼ぎにいって、女は家庭に入るのが当たり前だった。女は庇護されるべき存在だった。稼ぐのは男なんだから、家にいる女が奢られるというのはごく当たり前のことだ。

しかし、現代では女性の社会進出が進んでいる。女でも稼げる時代になった。

カップルで、女は学生だが男は社会人。これならまだわかる。だが、自分も稼いでおきながら当たり前のように男に奢ってもらおうとする女は一体何なのか。そんなの乞食と一緒じゃないか。

 

割り勘は嫌、それもわからない。なんで当たり前のように全て相手に負担させようとするのか。本当に愛しているなら相手に負担をかけたくないと思うのだけども。

 

でもまぁ、奢ってほしいという気持ちもわからないではない。私の場合は自分の彼氏に限定した話だが、奢られる→女は奢られるという風潮→女の子扱いしてもらえてる?!?!

と思って嬉しかったりする。あくまで胸毛限定の話。

でも、ご飯を奢って貰うより、花を一輪もらう方が嬉しい。その方が女の子扱いされている気がする。ブス過ぎて長年女扱いされていなかったからその反動がすごい。

 

あのね!!!!!枕カバーとか買ってきてくれるのほんまに嬉しいんやけどね???! たまにはお花ください!!!!お花を!!!!ください!!!!

 

あ、枕カバーはふくろうの柄でとっても可愛かったです。もう大好き。

 

さっきのツイッターのじゃないですけど、デートにしてもね、割り勘にした方が長く一緒にいられるもんね。その方が幸せじゃないですか。

 

と、思います。

 

「どっちかが貧乏な時に奢るとかでええやん」と胸毛はいいます。それでいいと思います。こないだ道路交通法違反で6千円罰金を食らった胸毛のために、インドカレー奢ったしね! そしてその直後アイス買ってもらった。

 

基本割り勘で、どっちかが飢餓のときはどっちかが奢って、誕生日とかはお互いに奢ります。

 

人生楽しいイェーイ!!!

 

 

 

 

 

 

おわります