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毎日が告別式

人生どん詰まり元芸大生のブログ

貧乳は生きてるだけで罪なんですか

巨乳になりたい。

現世はもう諦めたので、来世は巨乳の美人になりたい。

 

胸元に手を突っ込んでみる。本来なら谷間があるはずのそこには、谷ではなく平原が広がっている。広大な平原だ。どこまでも広く地面は硬い。滑走路建設に向いている。

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(イメージ画像。ぽつんと立っているのはちくび)

 

元々、貧乳であることはさして気にしていなかった。

しかしこの世の中にいる大勢の心ない人々の声により、私はすっかりヘコんでしまった。乳が既にヘコんでいるのにこれ以上ヘコんでどうするんだっていう話だが、ヘコむものはヘコむので仕方ない。

 

ある日、父がニヤニヤしながら、「なんぼなんでも可哀想ぞよ〜」と言っている。なんのことかと思えば私の乳のことである。私の乳が小さいのは製造元である父にも多少なりとも責任があると思うのだが。しかし父方の祖母は巨乳だし母も巨乳だ。私は橋の下で拾われたのかもしれない。

なんにしろ余計なお世話である。

 

ある日、母の友人Tさん(スパワールドの記事参照)が、何故か大量の下着をくれた。買ったはいいが使わなかったらしい。みると、ブラジャーには大量のパッドが入っている。母とTさんは楽しそうに会話していた。「ほらあんたの娘胸小さかったなーと思って〜」

余計なお世話である。

 

ある日、私が進路に悩んでいると、年輩の方に「その小さな胸に希望を抱いて〜」とか言われた。それを聞いた知人が、突然「ちょっ、ダメです。小さい胸とか言っちゃ」

余計なお世話である。

 

ある日、胸毛(彼氏)が私のふくらはぎを揉んでくる。何かと思ったら、「もし胸が存在したらこんな感じなのかな〜」

胸を伝説上の存在みたいに言うのやめてほしい。

 

なんなのか。私が一体何をしたというのだろうか。貧乳は罪か何なのだろうか。思えば、下着売り場に行くと、そのサイズ展開から貧乳には人権がないということがよく分かる。やはり貧乳は罪なのだ。

こんなしょうもない罪で収監されるのは嫌だ。なのでバストアップを試みた。

 

彼氏に揉んでもらうと、女性ホルモンが分泌されてバストアップに繋がるという。さっそく揉んでもらおうとしたが、まず揉めるほどなかった。すごく頑張ってよいしょ〜! と掴んだら辛うじて握れる。その程度だ。前世で一体どんな悪事を働いたらこんな体型に生まれるのか。私の胸の中には脂肪の代わりにカルマが溜まっているんだな。

 

次に、豆乳がいいらしいと聞いて、さっそく買ってきた。もともとあまり好きで無かったので、飲むのは実に10年ぶりだ。すると喉が腫れて息苦しくなった。まさかアレルギー? いやそんなまさか。しかしまたある日、青汁を飲んでいると、また呼吸が苦しくなった。パッケージをよく見てみると、豆乳入りと書いてある。いやまさかそんな。そして今日、餃子の王将で豆乳入り担々麺を食べていると、また苦しくなって咳き込み初めて全身が重くなって足とかが痛み出した。

えっこれアレルギーなの?

よくわからないが、神様は私が巨乳になることに反対しているらしい。ジーザス……。

 

帰宅後、Tさんから貰った巨乳になる下着をつけてみた。妖怪みたいになった。そっと枕を濡らした。それから、定期的にバストアップについてネットサーフィンを行っているのだが、いつも最終的には湘南美容外科クリニックのホームページにたどり着く。たまに高須クリニックのホームページにたどり着く。もう人間やめたい。

 

そうだ人間だからいけないのだ。乳の大小を気にする生き物なんて、よく知らないけど多分人間しかいない。生き物の価値は乳の大小で決まるものではない人間とはなんて愚かで矮小な生き物なんだ。と思ったらけれど、よく考えてみたら自分は乳のことを抜きにしろ価値のない人間だった。また枕を濡らした。もうビショビショだ。新しい枕を買いに行かなくては……。

 

 

 

来世は鳥になろうと思う。