はいどうもこんにちはみりんです!
何か月ぶりの更新かしら。もうね、いろいろあったんですよ。ほんとにいろいろあったんですよ。あ、胸毛(彼氏)とは別れました。はい。
はい。それでですね、今は東京に住んでいます。ずっと憧れていた劇団の研修生になって、毎日稽古場に行って、旅公演にも行って、もうとってもしんどくてとっても楽しかったんですがそれよりもですよ。
はい。それよりもですよ。タイトルですよタイトル。金がなさすぎて水商売に走りました。ネタだと思った? 残念~! 現実で~す!(残念なのは私の金銭管理能力)
言うてアレですよ。水商売と言ってもキャバクラとかそんなのではなくてガールズバーです。カウンターごしにお客さんとしゃべるというそんだけの仕事です。
あれですよ、劇団の稽古が約1か月あって、公演も地方公演を合わせると2か月くらいあってですね、その間バイトできないんですよ。いや頑張ればできたのかもしれないんですけど夜10時に稽古場出てそこからバイトにいく体力はちょっと私にはありませんでした。
そんな三か月間の生活費やら引っ越し費用やら、とにかくお金がかかりまして、公演が終わったころには虚無です。はい、虚無でした。
もう公演も終わったんだしバイトすりゃいいじゃんって話なんですが、みりんはアホなので今度は別の劇団の公演に参加させていただくことになりまして、はい、だからなかなかバイトができない。
そこで水商売ですよ!!
えっ短絡的だって? 大丈夫私もそう思う。
こないだも初対面のおっさんに「ちょっと安直だよね」って言われた。
いやね、なんかね、噂で聞いたんだけどね、某所に店主がやたらと話しかけてくる古着屋があると聞いてね、近所だったんで行ってきたんですよ。友人がその古着屋で「なかなか面白いファッションしてるね」みたいに言われてそこからすごく話しかけられまくったと聞いてね、その友人と私の服の系統割と似てるんで、あれ、もしかして私もかまってもらえるんじゃね? と思って行ってきたわけですよ。(いわゆるサブカルクソ女っぽい服装)
サブカルクソ女感丸出しの格好で行ってきました。そしたら案の定話しかけられました。
「なかなか攻めた格好してんね」
ひえぇ~wwwwwwwwww
「何かやってる人?」と聞かれたので「演劇やってます」と答えまして。
それからあれこれいろいろと聞かれまして、あ、劇団の名前は出さなかったんですけどね。そのおっさんも素性を明らかにはしないもののなんか大物感を出してくる。なんか知らんけどスタイリストを自称し、「その服は(有名女優)が着てた服」とか言ってくる。何者やねんお前は。
おっさん「大学はどこなの?」
わし「大阪芸大です」
おっさん「ああ、あの芸大って言っていいのかみたいなところね」
わし「(自分で自分のことブスって言うのはいいけど人に言われるのは嫌だなぁ)」
おっさん「この間もその大学の子が来たんだよ」
わし「えっっそうなんですか!?(知ってた)」
おっさん「うん。なんかそういう子が集まるんだよねぇ……」
いや何者やねんお前は。
だんだん鬱陶しくなってきたので退散しようとしたのですが矢継ぎ早に話しかけてくるからかなわない。んでもうあれこれ聞いてくる。根掘り葉掘り聞いてくる。
んでなんか経済状況の話になって、「さっきガールズバーの面接受けてきたんですよ」という話をしたら、冒頭の「安直だよね」ですよ。うるせー! 黙れ! 実は私もそう思ってた!!!
そしたらダイニングバーとテレアポの仕事を進められました。なんか夢追い人が多いらしくてシフトの融通が利くんだって。ガールズバー辞めたら考えよう……。
とにかくそのおっさんひたすら話しかけてくるんですよ。目を合わせるのが嫌だったんでずっと店内の服を見てたんですけど。私はいい人なので「こっちからも話しかけたほうがいいかな?」なんて思って「この服にはどんなインナーが合いますか?」なんて質問してみたんですけどね、
わし「どんなインナーが合いますか?(透ける素材のやつ)」
おっさん「タンクトップかカットソーだろうね」
そりゃそうだろうよ!!!タンクトップかカットソーだろうよ!!わたしは!!どんなタンクトップかカットソーかって聞いてんだよ!!!!!!
はい。あとね、店内にやたらと酒が展示してあったんですがね、
おっさん「酒飲むんでしょ?」
わし「えっ飲まないですけど、なんでですか?」
おっさん「さっきから酒瓶見てるから(謎のどや顔)」
わし「あ、いや、綺麗だなぁと思って……」
おっさん「(やや前のめりで)ほら!!!君はそういう審美眼を持ってるんだよ!!!芸大に通ったことは無駄じゃなかったわけだ!!!」
わし「は、はい……」
何のテンションやねんそれは。
店内の商品もあらかた見てしまった。仕方ないからおっさんと向き合って会話する。なんかしらんけど説教されたり褒められたり。(根性あるなみたいな)
おっさん「絶対に成功する方法を教えてやろうか」
わし「はい」
おっさん「あきらめないことだ」
わし「はい……(あかんあかんわろたら負けやわろたら負けや耐えろ耐えるんだ)」
おっさん「人見知りでしょ?さっさと帰ろうとしたもんね」
わし「はい……(そりゃ古着屋やねんから服見終わったら帰るやろ普通)」
おっさん「困ったらいつでも飯を食わせてやる。ただし、努力を続けること」
わし「はい……」
ほんま何者やねんお前は。
小一時間ぐらい話してました。
悪い人ではなかったです。
あかんガールズバーの話しよ思ってたのにおっさんの話してたらしんどなった。
また次回。