という訳で高野山行ってきました!
どういう訳かというと↓
胸毛(彼氏)との二人旅です。
今回は南海金剛駅から出発。世界遺産きっぷを買うためです。
南海の指定の駅から高野山までの往復割引切符と、バス2日間乗り放題切符、寺などの施設の拝観料割引券、おみやげ割引券などがセットになっているのです。
とってもお得。金剛からは2500円くらいだったかな。一泊二日の旅なら買って損はないです。
真田幸村な電車に乗ること1時間。
市街地からどんどんクソ田舎に突っ込んでいきます。ほんとうになんにもない。
胸毛は「ポケストップがない!!」と騒いでいました。うるせぇアンインストールしろ。なんで彼女との旅行中にポケモンGOなのかな???
極楽橋駅で下車。風鈴がたくさん飾ってありました。美しい。
ここからケーブルカーに乗ります。
めっちゃ傾いてる〜!
人生初ケーブルカー。
結構混雑してました。なんとか座れたのでラッキー。生きるのにあまり向いていないので、極楽橋駅までの1時間でもう結構疲れてたんですね。
ほっとしたのもつかの間。ケーブルカー
が動き始めました。
わし「?!?!?!」
胸毛「?」
わし「あっこれ動くんか!!!」
胸毛「当たり前やろ!」
猛暑で頭がいかれてしまった模様。そういえばケーブルカーは移動するためのものだったね……。
そして10分足らずで高野山駅に到着。
ここからバスに乗ります。駅からはどの寺も離れているのでね。さっそく乗り放題切符が活躍します。
奥の院前で下車。
避暑地と呼ばれるだけあってとっても涼しいです。快適。
結構歩くと思われるので、近くの店で先に腹ごしらえ。
抹茶ミルクとかぼちゃ饅頭です。高野山ではいたるところで饅頭や餅が売られています。
わし「これめっちゃ仏壇の味する」
胸毛「どういうこと」
かぼちゃ饅頭はめっちゃ仏壇の味がしました。かじった瞬間脳裏に実家の仏壇の姿が浮かぶ。
いざ奥の院へ〜!
とってもとっても広かったです。そしてお墓がたくさん。
偉人のお墓もあります。よく記念にと偉人のお墓の写真を撮っている人がいますが、個人的にはお墓を撮ることは人の家の中を勝手に撮ることと同義だと思っているので、「たとえどんな凄い人のお墓でも写真は撮らない!」と決意していたのですが、
無理でした。
だってそんな虫の墓とかあると思わんやん!!!!!しかもしろありの!!!!!
しろありさんごめんなさい。
そして歩くこと歩くこと。
御廟橋に到着です。ここから先は写真撮影禁止。そしてポケモンGOも禁止と張り紙がありました。胸毛もこの機会にアンインストールすればいいのに。
わし「なんで禁止なんだと思う?」
胸毛「伝説のポケモンが乱獲されるから」
わし「死ね」
聖域だからです。普通に。
んで橋を半分ほど渡って、
わし「あれ? 渡る前に頭下げなきゃいけない橋ってこれ?」
知らないおばあちゃん「よく知ってるねぇ。この先はタバコも禁止なんだよ。」
わし「あっやっぱりそうなんですか!!」
事前にるるぶで情報収集していたのですが、奥の院にあるどれかの橋はその先が霊域だから一礼しなければならないとかで。
私としたことが!!!
急いで駆け戻って頭を下げてから渡りなおしました。
胸毛「わざわざ戻らんでも、真ん中を通ればいいのに」
一休さんかよ!!!!
弘法大師御廟と灯籠堂にお参りしました。恥ずかしながら、今回は寺が好きだからという理由だけでやってきたので、ここがどういうお寺なのかとか、何を祀っているだとか、なにも知らないままでした。なのでお遍路関連のものを見かけるたび「???」となっていました。
流石に途中で理解しましたが。遍路満願の報告をするそうですね。四国から来るのは大変だなぁ……。
私の地元も四国なので、お遍路さんには馴染みがあります。高校生の頃、部活でお遍路さんのドキュメンタリーを作ったこともあります。
当時たくさんのお遍路さんに取材しましたが、何故遍路するのか。、色々な理由があるんですよね。
一番印象的だったのが、「死んだ娘の年の数だけ回ろう」と言っていた方。その道すがら娘に会えるんじゃないか、そんな思いでいたそうです。
もう一人印象的だったのが、お坊さん。
坊主「お遍路の取材してるのはわかったけど、自分では歩いたことあるの?」
わし「ないです」
坊主「殴るよ?」
ふ、不悪句とは……。
「殴るよ」が口癖な謎のお坊さんでした。世の中は色々な人がいるね。
一通り巡って帰り際、水向地蔵に手を合わせました。お地蔵さまに水をかけて、先祖の冥福を祈るというもの。
なにも知らないアホな私は、とりあえず願掛けしておけばいいのかなと
「心が穏やかになりますように」と祈りました。隣の人から水が飛び散ってきました。イラッとしました。しかし
「弘法大師さまが私に試練を与えている??????」
と思い我慢しました。アホです。
次からはよく調べてからお参りします。
水向地蔵の他にも、化粧地蔵というお地蔵さんもいました。お化粧をしたら美人になれると言うのですが、アイシャドウやらチークやら口紅やらを塗りたくられているお地蔵を見ているといじめにしか見えなかったので遠慮。
わし「あれいじめやん」
胸毛「クレンジングでも供えたら」
しかしそれをすると今までお化粧を施してきた人たちの顔面偏差値が下がる気がしたので自重しました。ちなみ私の顔面偏差値は測定不可能なレベルで低いです。
つづきます。