毎日が告別式

人生どん詰まり元芸大生のブログ

グランドイリュージョンの広告ダサすぎませんかこれ。

最近、よく映画館に行く。

レイトショーはいいぞ。夜遅いから学校終わりに行けるし、安いし、泣きわめくクソガキがいない。ほんと映画館で騒ぐクソガキは母体からやり直すべき。

今年になってから、シネマイレージカードを作った。TOHOシネマのポイントカードね。何故今まで作らなかったんだろうって後悔するぐらい、すごくいい。

映画を6回見たら1回無料になるんですよ。あとマイルっていうのがあって、上映時間1分につき1マイル貯まるんですけど、いっぱい貯めたらポップコーンセットとか映画一か月フリーパスポート(!)なんかと交換できるんですよ。

映画フリーパスいいですね。夢のようですね。もし今持ってたら、シン・ゴジラを3億回観にいくのに。ほんとシン・ゴジラ好き。

しかしこのマイルというやつ、有効期限があるらしくて、フリーパスを貰おうと思ったら結構な頻度で映画館に通わなきゃいけないみたいなんですよね。しかし今はそんなに観たい映画がないんだなぁ……。

 

今年に入ってから、彼氏(胸毛)とちょくちょく映画に行くようになりました。レイトショーとかだと都合がつきやすいしね。んで何観に行ったかな……。

ズートピア2回見て、デッドプール見て、あとなんだ、少女椿シン・ゴジラ、スポットライト、マネーモンスター、ファインディングドリー、ゴーストバスターズと……。

そのくらいかなぁ。とりあえずたくさん観ました。そしたら観たい映画がなくなってしまった。

 

スーサイド・スクワットと、ビッグフレンドリージャイアントは行く予定なのですが、まだ結構先なんですよね。んでまた近いうちに映画に行こうかって話になってるんですが、観たい映画がない。でも映画館にはいきたい。

いま上映している中で、まだ興味ないこともないかな?ってのが、グランド・イリュージョンと、後妻業の女と、君の名は。

まず邦画があまり好きじゃないんですよ。実はシン・ゴジラも最初は全然興味なくて。でも胸毛が行きたいというのでついていってみたら意外と面白かったという。

んでグランドイリュージョン、これなんですがね……。

 

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 フライヤーダサすぎませんか。

サブタイトルダサすぎませんか。

煽り文ダサすぎませんか。

 

なんだこれ。なんだこれ。なんだこれ。

あらすじだけ見たら結構面白そうなんですよ。でもホームページが絶望的にダサい。あとCMもダサい。編集が意味わかんない。ダニエル・ラドクリフの「タラーン」で失笑しかしない。なんかもう根本的にダサい。

いや映画自体に罪はないと思うんですよ……日本での売り出し方が最悪なだけであって……。

なんやねん見破られたトリックて……コナンの映画でももっとましなタイトルつけるで……。あなたは必ず騙されるってなんやねん……もう一億回くらい聞いたわそれ……。ド派手て……ド派手……。

フライヤーのこの構図なんやねん……「主人公を選んでください」かよなんやねんもう……。

あとホームページね……。お暇な人はぜひ見に行ってみてください。笑いますよ。なんかもうダサいとそういう次元じゃないレベル。

洋画のポスターが日本で加工されるとダサくなるってのはよく聞く話ですが、なんでこう日本の広告ってのはこうなるのかね……。

 

映画自体は面白いのかもしれないけれど、どうしても心が拒絶反応を起こしてしまうので観るのは断念しました。無理やり観たら精神と肉体が乖離してしまう。

 

残ったのは「君の名は」

評判もいいし面白そうだなぁ、と思うのですが、なんというか十代の少年少女のキラキラした青春(しかし切ない)みたいな映画が苦手でして。

時をかける少女とかもね、もうテレビで放送してたら1秒でチャンネル変えるレベル。まあ時かけに関しては内容が鬱すぎて涙がちょちょぎれて化粧崩れるからってのもあるんですが。

 

胸毛(彼氏)の方は行きたそうな感じだったので迷っていたのですが、今日ツイッター

「君の名は、は異性とみたら結婚を申し込まずにはいられなくなるからやばい」

みたいな呟きを見つけたので行くことにしました。

 

 

結婚したい。

結婚したい。

結婚したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわります。

 私と結婚したら太るよ。(物凄く大量にごはん作る)

お題「マイブーム」

ドリーを発達障害、マーリンを健常者の本音、ニモを理想の仲介役と見たファインディングドリー

※ネタバレ、自分語り注意

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海が好きなので、ファインディングドリーを見てきた。

海の映画は、映画館で見るに限る。スクリーンを通して、まだ行ったことのない海の世界を旅するのだ

 

最近はゴーストバスターズやらシン・ゴジラやらを観たので金欠気味。観にいくかどうか少し迷った。しかし、ツイッター

「ファインディングドリーは、発達障害の子を持つ親にはぜひ観にいってほしい」

というつぶやきを見つけ、行くことを決意した。一体どういう映画なのか。

 

 

ドリーは記憶障害。なんでもすぐに忘れてしまう。ついさっき喋ったことを、もう忘れている。そんなドリーを、両親は沢山の愛で包み込む。「できないからダメだ」と撥ね付けるのではなく、どんな小さなことでも「できたね、すごい」と言って褒める。

 

映画が始まって数秒、ベビードリーの「あたしすぐ忘れちゃうの」の次の両親のセリフが始まった時には、もう泣いていた。私は映画を見るといつも開始数分で泣き始めるのだが、今回のは最速記録だ。(前回の記録はズートピアの30秒)

 

こんなふうに育てられたかったな、と思った。

ドリー程ではないにしろ、私も生きづらさを抱えて生きてきた。得意なことはいくらでもできる。でもそうじゃないことはあまりできない。特に算数と運動が苦手で、嫌で嫌でしょうがなかった。しかし母は無理やりやらせた。

 

夏休みにいきたくもないのにプールに連れていかれたり。おなかが痛いと言ったらじゃあ走ってこいと言われたり。つきっきりで算数を教えられたり。

 

高校に入ってからは何かを無理やりやらせる、ということはなくなったが、ほめられることもなくなった。当時どうしてもやりたいことがあったので、非常に偏差値の低い高校に入った。母はそれが嫌でしょうがなかったらしい。

 

国語が得意だった。期末テストで何点とったよ、何位になったよと言っても「あの高校だからでしょ」といわれ、模試で満点をとっても「どうせ同じレベルの学校での模試でしょ」といわれ、部活で賞をもらってもとくに褒められず、市長の前で演劇を披露する、となったときも、(演劇部だった)一応観に来てはくれたのだが「恥ずかしくて顔があげられなかった」と言われた。あ、新聞に載った時はさすがに褒められた。嬉しそうだった。私も嬉しかった。

 

現在私は、承認欲求の塊だ。とにかく褒められたくてしょうがない。なんでもいいからすごいとか言われたい。なんでもいいから。

一度、その思いを手紙にしたためたことがある。そうすると、それ以来そういうことはなくなった。しかしそのころにはすっかり自己評価の低い人間になっていた。

 

あかん書いてたら涙出てきた。

もちろん母のことは好きだし、母は母なりに私に期待をしていた時期もあった。私が進路希望用紙に、母と同じ学校の名前を書いたときは、本当に喜んで、まだ入学が決まってもいないのに制服を貰って来た。

今思えば、勝手に傷つけられた気になっていたけれど、最初に傷つけたのは私なのかもしれない。親は親なりに進むべきレールをひいてくれたのに、私がそれを片っ端から剥がしていくのだ。諦めない方がおかしい。

 

ファインディングドリーには、さかなクンもかかわっている。さかなクンの両親は、小学生の頃絵ばかり描いて「将来どうするんですか」という担任の先生に「この子は絵が好きなんです。だからそれでいいんです」と好きなだけ絵を描かせた。タコに興味を示したさかなクンのために、毎日毎日タコを買ってきてタコ料理を作ってあげたという。

 

好きな事だけやらせるか、将来のことを考えて全て満遍なくやらせるか。

私の親はたまたま後者だっただけで、別に悪いとは思わない。ただ、生きるのがつらかったな、と、思う。

 

ドリーの両親は、できないドリーを決して否定しない。どんな小さなことでも褒める。もう泣きすぎてメイクはドロドロだった。始まってまだ5分も経っていないのに。

 

幼少期の回想シーンが終わると、ファインディングニモの一年後から始まる。

マーリン(ニモの父)は、物わかりの悪いドリーにイライラする。ニモがケガをした時、必死で心配するマーリンに、ドリーは何度も同じことを聞く。ドリーなりに心配をしているのだが、すぐ忘れてしまうので何度も同じことを聞いてしまう。

そしてカッとなったマーリンは、つい「あっちで静かにしててくれないか。忘れるのは得意だろう」という。ドリーはショックを受けていなくなる。

 

ドリーは「足りない人」の象徴、マーリンは健常者の本音の代弁者として描かれていたように思う。

マーリンは、作中で「足りない人」相手には絶対に言ってはいけない事を何度も言う。しかし、スクリーンの前の人は、殆どがマーリンと同じ気持ちのはずだ。ドリーの言動は確かに不愉快。マーリンは健常者の本音の代弁者だ。

そして、ニモは仲介役。「足りない人」に対してベストな接し方をする。そして、言ってはいけないことを言うマーリンを咎める。

 

ドリーは、一人では何もできない。ドリーが一人になるシーンでは、ほぼ毎回「誰か助けてくれる?」「あたし、助けがないと」といったセリフが出てくる。

ツイッターで「この映画は障害も個性っていいたいんでしょ」と言ってる人がいたが、個人的にはそうでなくて、この映画は「発達障害の人にどう接したらいいのか」をわかりやすくかいたマニュアル的な映画だと思った。発達障害の人にとっての理想の世界だ。

 

基本的に作中に出てくるキャラクターは、親切な人(魚)ばかりだ。しかし、もちろん冷たい人たちもいる。そういった人たちに出会った時、ドリーはただただおろおろするばかり。

しかし、周囲が適切な接し方をするとドリーは途端に活躍し始める。周囲の接し方次第で、「足りない人」は「すごい人」になれるのだ。

ドリーの両親は、ドリーとはぐれたあと、彼女が見つけやすいようにと目印をたくさん作って、何年もそこで待っていた。これも、適切な接し方の一つだと感じた。とことん「足りない人」に優しい世界だ。

 

ニモは、「足りない人」たちにとって理想の存在だ。健常者の心無い言葉を咎め、「足りない人」の良いところを見つける。日本には、このニモが足りない。

 

これまたツイッターで見たのだが、「クズになりやすい日本のADHD」という画像。

転載されまくっていてどれが本家なのかわからないのでリンクは貼れないが、簡単に言うと、日本ではADHDに対して理解がないため、周りに「なんで人と同じにできないんだ」と揶揄されて自己評価が低くなってクズになりやすいが、外国ではADHDに対する理解があり、周りが接し方もわかっていて、得意なことをとことん褒めるから、「自分にはできないことも多いけど、得意なこともあるんだ」とクズになりにくい。

ということらしい。

ニモがね、ニモが日本には圧倒的に足りないと思うの……。

 

そんな観点で見ていたので、ファインディングドリーは中々に心に来ました。

友人に、ADHDと診断されている人がいるのですが、その人もこの映画を見て泣いたそう。「ドリーの家は自分の家と全く違う」と。

 

良い映画でした。子供は退屈かもしれないけど。

ドリーが両親の死を知らされたとき、視界が歪む演出とか、リアルでよいなあとまたボロ泣き。両親と再会するシーンもまたボロ泣き。

タコがイケメンでしたね。ほんとうにいい奴で。

海の映画なので、キレイな絵をたくさん見られると思ったんですが、意外と海は汚れていて、一番きれいなのが水槽の中っていうのがいい皮肉だなと思いました。

あとディズニーだから、最終的には親と会えるだろうという安心感がよかった。

 

ドリーは、いろんな人に助けられながら旅をしました。

しかし、ドリーもまた人を助けていた。

ドリーの足りない部分を周囲の人たちが補い、そのおかげでドリーが力を発揮できる。

ドリーに心無い言葉を投げかけたマーリンも反省する。なんて優しい世界。

ドリーは実際周囲に多大なる迷惑をかけているし、それにイラつくのも当然。しかし接し方次第ではお互い幸せになれる。優しい世界すぎる……。

 

来世はファインディングドリーの世界に生まれたいです。 

また見たいです。

おわります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴーストバスターズ見て来た。

ゴーストバスターズ見てきました。

ファインディングドリーと迷ったのですが、日曜だったこともあり映画館が子供まみれだったので、危機感を覚えてこちらに。(映画館で騒ぐ子供は母体からやり直すべき)

初代ゴーストバスターズは去年か一昨年にDVDで見ました。2は記憶がないから多分みてない。

そもそも元のゴーストバスターズ自体あまり面白いと感じなかったんですよね。でも嫌いじゃない。好きと面白いは必ずしもイコールじゃないという個人的な良い例。

 

女性版ゴーストバスターズの存在を初めて知った時には「ねーよ」とひたすらに思いました。そして日本語版の主題歌をお笑い芸人が歌っているのを見てさらに「ねーよ」と思いました。そしてそして吹き替えを友近がやっていると聞いてさらにさらに「ねーよ」と思いました。なんだろう、不快感しかない……。なんで本職にやらせないのか……。

 

ところで、友近は愛媛出身ですが、私もそうだったりします。

先日帰省していたのですが、お笑いをやっている私に、叔母は「友近みたいになったらいかんよ。友近みたいに」と言ってきました。一体何をされたというんだ。

あと、私の弟は「水谷千重子ってめっちゃ友近に似てるね」って言ってきました。

ピュアかよ。

 

で、映画の感想ですが……。

うーん、嫌いではないですけど、やはり面白いとは思えなかった。本家の方がはるかに良い。性別が変わるとこんなにも印象が変わるのか。もう痛々しくって見ていられなかった。コメディーなのに少しも笑えないし。

あの馬鹿馬鹿しさは男だから出せるのであって、女がやるとただただ痛々しい。

これを言うとジェンダーがどうとか色々言われそうですが……。

 

なんかの映画批評のサイトで、「男か馬鹿な女を救いにいく構図はよくあるが、その逆だとこんなにも気持ち悪い。そうこれは皮肉なのだ」みたいなことを言ってる人がいましたが、皮肉でもなんでもいいけどわし個人は痛くてきもくてみていられませんでした。はい。

なんというか、「ゴーストバスターズ」というブランド力でなんとかなってるだけで、一本の映画としてはあまり魅力を感じませんでした……はい……音楽は好きよ……。

 

市長とかその秘書とかが不快でしかたなかった。あの手のキャラこそ笑いに昇華しなきゃいけないと思うんだけど、最初から最後までただのうざい人たちだった。

 

途中退屈すぎて幽体離脱しそうになった。

ドリーにいっときゃよかったなぁ……でも子供嫌いだしなあ……。

 

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文句言っときながらグッズは買いました。

ゴーストバスターズ一番くじ。ラバストとってもかわいい。なんかゆめかわいい。

 

 

おわります。次の日曜日にドリー行きます。

シン・ゴジラ見てきた(少しだけネタバレ)

今週のお題「映画の夏」

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シン・ゴジラ見てきました〜!

胸毛(彼氏)とです。ファインディングドリーと迷ったのですが、胸毛がゴジラ推しだったのでこちらに。


ゴジラとかいつぶりだろう。最後に劇場で見たのが、ハム太郎と同時上映のやつですね。ゴジハムくんまだ持ってる〜

内容は微塵も覚えていません。まあハム太郎目当てだったからね。それにしてもハム太郎ゴジラとか、ハム太郎犬夜叉とか、あの頃の同時上映は意味わかんないですね。


オープニングからしてセンスの塊のような作品で、もはや何を言ったらいいのかわからない。

ゴジラの造形がとにかく怖かった。特に第一形態。もう泣きましたもん。なんかエラみたいなのから血がどばばばばって出てきてどぅるんどぅるんと動く。無理。怖すぎ。なんで血が出てくるのかよくわかんないけどとにかく怖すぎ。生理的嫌悪がやばかったです。初めての感情。


二足歩行になってからはまだ平気だったのですが、最初の4足歩行どぅるんどぅるん状態がほんとに無理で出てくるたびボロ泣きしてました。後ずさりしようとするのですが背もたれがあるので出来ない。シネマイクのポップコーンを抱きしめながら椅子の中に沈むようにしてボロ泣きしてました。


そしたら胸毛(彼氏)が笑顔で耳打ちしてきた。

「大丈夫。大丈夫。野村萬斎だから大丈夫。野村萬斎だから。」


全然大丈夫じゃなかった。

ちなみにシネマイクのポップコーン明太マヨネーズ味はあんまり美味しくなかったです。


もうほんとうに面白かったんですがゴジラが恐ろしすぎ。こんなにも精神が摩耗した映画は初めて。途中からキツすぎて「ドリーがみたい……いますぐドリーがみたい……てかなんでもいいからハッピーな映画がみたい……」と廃人みたいになってました。


対して胸毛は楽しかったみたいで。

終盤の無人在来線爆弾ではヒィヒィ笑ってました。そこは笑うところなのか。


爆撃されたゴジラが泣いているようにみえる演出とか、終盤の作戦の時の音楽の使い方とか、もうセンスの塊のような美しい映画でした。もう感想言うのも野暮。なのでこの辺で。










最高の映画を最低な映画館で見た。

帰ってきたヒトラーを見ました。

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自由な時間が増えたので、最近よく映画館で映画を見ます。

ここ数か月で見たのは、なんだったかな、

ズートピア(字幕・吹き替え)

デッドプール

・スポットライト

マネーモンスター

少女椿

とかですかね。そして帰ってきたヒトラー

ぶっちぎりで面白かったです。最後の12日間のパロディのシーンとかヒィヒィ笑ったよね。まあ感想は後程書くとして……。

 

映画の内容は最高だったのですが、映画館が、映画館の民度が本当に最悪でした。

まぁ難波だし、日曜だしで多少は覚悟していたのですがここまでとは……。

TOHOシネマズなんば別館です。

始まる前からざわざわしていて嫌な予感はしていたのですが……。

映画終盤で「あ、もうすぐ終わるかな?」っていうシーンがあるんですよ。実際はもう少し続くんですが。

そしたら隣のカップルが、もう終わりだからいいやとしゃべり始めたんですよ。思わず二度見、いや五度見しましたよ。

んでケータイを鳴らすんですよそのクソカップル。イライラしてたらエンドロールが始まりまして、そしたら全体がざわざわし始めるんですよ。

おいこらエンドロールも映画の一部やぞ!

そしてエンドロールも終わろうとしていたその瞬間、後ろの方の座席から携帯の着信音が聞こえてきました。「帰ってきたヒトラー」は、この着信音によって締めくくられました。ふっざけんな死ね。

映画を見終わっての私の第一声が「いや民度低すぎやろ」でした。

近くの席にいた女性が「第一声それかい。でもわかる」みたく呟いていたのが印象的。

 

もうね、ほんとね、クソ。

だまって見れないならおうちで見ればいいじゃないですか。

ここ映画館ですよ! ふざけてんのか! 死ね!

映画館で騒ぐ人間を合法的に殺してもいい世の中にならないかなぁ……。

 

などと思いつつ。

あ、映画自体は本当に良かったです。以下なんとなく感想。ネタバレあり。

 

 

 

 

歴史上の人物が現代にタイムスリップ、なんていう別段珍しくもない筋書きで、ラストはどうせヒトラーが主人公に負けて死ぬんだろ? とか思っていたんですが、見事予想を裏切られました……すごすぎ……精神科ENDとか誰が予想できるの……。

ヒトラーは極悪人というのが通説ですが、この映画の中での民衆がヒトラーを称えるシーンは、現在でも普通にありそうだなぁと思いました。(小並感)

難民問題についてもね、劇中で語られた民衆のセリフと、同じことを思っている人間はめたくそ多いと思うよ。口に出して言ったら差別だのなんだのと叩かれるから。

わしも移民難民の受け入れは反対です!

 

映画が終わるころには、すっかりこのヒトラーにやられちゃってるんだな。

なんだこれ、恋かな? 

企業説明会で採用担当とか社長とかのゴミみたいな演説をしょっちゅう聞いてたから、劇中のヒトラーの演説が心に響いたんですかね……。

採用担当さんもっとしゃべる練習してください……。

 

ヒトラーをここまで魅力的に描いていいのか? と疑問だったのですが、中盤からは彼のおっかないところもちゃんと描かれてるんですね。

それにしたってよく放映できたな。

 

語彙がないので感想になってないなこれ。

物のついでに最近見た映画の感想を。

 

少女椿

うんこ。なんでこれ映像化しようと思ったの?

期待値MAXで入場して、映画始まって3分で「あ、これあかんやつや」と感じた。

その予感は当たっていた。

おどろおどろしい感じが微塵もなかった。(アニメ版は見た。原作は立ち読み程度)

見世物小屋をサーカス団に変更。もうさぁ……そういうことするなら映画化しなくていいよ……。

主演の演技はもう本当にひどい。顔はめちゃくちゃかわいいんだけど、棒なんていうレベルじゃない棒読み。目力はあるし絵としてはキレイなんだけどな……。

後半、女優になろうとするも演技が棒なみどりちゃんに、ワンダー正光が催眠術(魔法)をかけて、演技がめっちゃうまくなるっていうシーンがあるんだけど、うん……別にうまくなってない……なんぞこれ……

しっかしみどりちゃんがあななスタイル抜群の美女でええんか……ええのんか……かわいかったけども……めちゃくちゃかわいかったけども……。

 

ワンダー正光はただのサイコパスだった。アニメ版のみどりちゃんとワンダー正光は本当に見ていて微笑ましくてかわいらしくて最高だったのになぁ……。

みどりちゃんがワンダー正光のことをどう思っていたのかさっぱりわかんなかった。

 

濡れ場が汚い。アニメ映像がちょくちょく入ってるけど何のために入れているのかわからない。カナブンがカナブンじゃない。

 

カナブンはなぜああなったんだ……。

カナブンが髪の毛を切るシーンがありますよね。

女の子みたいだったカナブンが、髪の毛をめっちゃ短くして心機一転、旅立つみどりを見送る感動のシーン。

この映画版のカナブンはそもそも女の子に見えないし、髪が短くなっているシーンはあったんですけど、つけげを外しただけで「切った」という感じがしない。

ほんまに何がしたかったんや。

監督は少女椿すきなの? なんなの?

 ↑原作。貧乏すぎて買えないからいつか大富豪になったら買う。

映画終わった瞬間、横で見ていた彼ぴっぴに謝罪しました。

ごめんね。誘ってごめん。

でもなんか嫌いになれないこの映画。

 

ズートピア

ニクジュディ美味しいです。

 

終わり。

映画の感想とか書けないです。