毎日が告別式

人生どん詰まり元芸大生のブログ

ぼくたちのお芝居がはじまります

劇団を作りたいと思ったので作りました。東京で公演したいと思ったのですることにしました。出来ました。数年前にやりたいって思ったこと、着実に全部叶えてる。

 

音響の西田は、はみだしぼっち3回目の公演からずっと音響をやってくれています。私がなんとなくこう言う音が欲しいと思っていたらその通りの音を持ってきてくれます。明るく見せたいけどどうすればいいのかわからない、なんてなやんでいたら、彼女が音の力で解決してくれたりします。私と共通言語を持っていて、すくない言葉で私の意思を汲み取ってくれます。私と同じ方向を向いて作品を作ってくれます。
当日のオペをやってくれるTくんは、西田の職場の同期です。舞台音響ははじめてだと聞いていたのですが、そつなくこなしていて驚き。センスがもとからあるんやな。あ、肌がめちゃくちゃ綺麗です。

 

美術の森口とも3回目からの付き合いです。こんな小道具が欲しいなぁどこに売ってるかなぁとか言ってたら「作れるよ!」とエドワードエルリックの如く作り上げてくれます。今回、森口の作った小道具があまりにも良すぎて、役者が「もうこれ実質ハンズやん」って言ってたのが面白かった。フライヤーを描いてるのも彼女です。ええやろ羨ましいやろ!

 

照明の暮重さんとは8回公演の時に出会いました。西田の幼馴染です。それまで教室公演ばかりやっていたので、あまり照明というものを意識したことはなかったのですが、8回公演で彼女の作った光をみて、その可能性に感動しました。照明ってすごい。ほんとにすごい。今回の脚本は、暮重さんの照明ありきの内容です。彼女が照明をやってくれるならこういう演出もできるなこういう展開にできるなと想像しながら書きました。

 

制作の大脇ちゃんも8回公演からです。制作という概念をはみだしにもたらしたのも彼女です。彼女のおかげではみだしに秩序が生まれました。ぼく大人になったら大脇ちゃんみたいな大人になりたい。同じく制作の清水くんは今回初めてです。阿佐ヶ谷七夕祭りの時に落語会を通して知り合いました。制作をやってると聞いたので、じゃあうちでもやってと言ったら二つ返事で引き受けてくれました。今朝劇場に彼が手配した食器やらなんやらが大量に届きました。有能かよ……。

 

役者の江澤も今回はじめての参加です。同じく七夕祭りの時に捕獲しました。とある劇団のオーディションで彼女の存在をしり、踊ってる時の表情がとても素敵だなと思って一方的に彼女のことを知っていました。それで七夕祭りの時にたまたま出会ったので捕獲しました(失礼)想像を絶するほど気が利きます。今朝劇場に早入りしたのですが、朝ごはん食べてないでしょとサンドイッチをくれて泣くかと思いました。

 

振り付けの遠藤は虚構の劇団演出部の同期です。ダンスをやっていたと聞いて、「じゃあうちの劇団で振り付けやって!」と言ったら二つ返事でオッケーしてくれました。台本を読む力があります。なんかこんなかんじのダンスになったらええなぁと思っていたら、その通りのっていうかそれを上回る振り付けを考えてくれました。振り付けクッソ可愛いです。みにきて。

 

役者の詩子とは新「新演劇研究會」で出会いましたした。まっすぐなんだか屈折しているんだかよくわからないけれど力強いエネルギーを持っていて、彼女にあてて台本を書いたらどんなになるだろうと思って今回声をかけました。大正解でした。冗談みたいなシーンにしようと思って書いた台詞が、彼女に読ませると急に説得力をもったりします。私の平べったい台本に凹凸を付けてくれました。口を開けば余計なことばかりを言うけれど愛嬌があって人に気遣いも実はできる良い役者です。

 

役者の千葉は大学の同期です。同じクラスです。ステレオタイプな登場人物も、彼女が演じると魅力的な個性を持ったキャラクターになります。やたらと芝居が上手いので、彼女になら無茶振りをしてもいけるやろと正直思っています。いけました。もう360度どこからみても面白い役者です。永遠に芝居を続けて欲しい。

 

役者の白石もクラスメイトです。なんやかんやありつつも付いてきてくれたな、頼もしいなと思います。今回の脚本、白石をどうやったら格好良く見せれるかをかなり意識して書きました。これ絶対ファン増える。感情の描写が繊細で丁寧です。いやもうほんと観に来て。白石超いいから観に来て。これで遅刻癖さえなければなぁ(白目)あとボケたら絶対突っ込んでくれるので好きです。

 

本番直前の深夜に書く文章って、どうしたって彼ら彼女らへのラブレターになっちゃいますよね。


というわけで初日です。

本日、阿佐ヶ谷シアターシャインでお待ちしております。

劇団はみだしぼっち はじめまして東京公演(第9回公演)
異世界演劇』

作・演出 渡部佑美
出演 道久詩子 白石友里恵(劇団TYPES)千葉ほのか 渡部佑美 江澤蛍

2018年9月22日(土)
14:00/19:00
9月23日(日)
14:00

阿佐ヶ谷シアターシャイン

前売り 2800円
当日 3000円
U30 2500円
※U30は前売りのみ。要証明。
※未就学児の入場不可

あらすじ
女子高生すずきうたこは、ある日突然雷に打たれて死んでしまう。そして気が付けば目の前には神を自称する人物。聞けば、うたこが死んだのは神様の手違いのせいらしい。お詫びにと剣と魔法の異世界に転生させられたうたこ。そこで出会った、同じく転生してきたらしい学ラン姿の人物と、冒険を繰り広げることに。
転生先は、大きな宗教が支配する世界。そこに住む人たちは、18歳になると洗礼を受け”ルーナ派”になるか”ソーレ派”になるかを選ばなければならない。それぞれの宗派には、それぞれの宗派”らしさ”がある。一度選んだら、それからはその宗派”らしく”生きていかなければならない。誕生日を目前に控えたうたこと学ランくんは、さっそく選択を迫られるのだが……。
らしさって何だろう。剣と魔法とジェンダーの物語。

詳細↓
http://hamidasibotti.wixsite.com/hamidasi/next
予約フォーム↓
https://www.quartet-online.net/ticket/hamidasi09?m=0jbhjhb

 

ジェンダーがテーマの演劇を観に行ったら、一人称で「わたし」が言えなかったことを思い出した。 - きまぐれハチログ

はちさんが観に来てくださいました。

ありがとうございます!