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毎日が告別式

人生どん詰まり芸大生のブログ

スーサイド・スクワッド感想

映画

スーサイドスクワッドみてきました!!

ネタバレしまくりなので注意。

 f:id:osakanafurby:20160915054932j:image

最近観たい映画がなかったので、公開を本当に心待ちにしていました。

はい、そんな心待ちにする程ではありませんでした。

 

前評判があまり良くなかったので、嫌な予感はしていたのですが、その予感は的中していた。でもまぁ、嫌いではない。

 

すごく可愛い映画でした。ハーレイ・クインが意味わかんないくらいかわいい。結婚したい。

音楽がいい。演出も好き。登場人物の名前のカットインがお洒落。胸毛(彼氏)は洋ゲーぽいと言ってた。私はエロゲーのオープニングみたいだと思った。(最悪)

 

一つを除けば全部よかった。一つを除けば。脚本。脚本があかん。脚本がダメだったら、映画全体がダメになる。

 

まず世界観がよくわからなかった。スーパーマンみたいなヒーローがいなくなった世界で、とある敵を倒すために、秘密裏に集められた悪党達。彼らの首に爆弾を仕掛け、逆らったら殺すと圧力をかけながら敵に立ち向かわせる。スーサイド・スクワッドは直訳すると自殺部隊。

 

何故ヒーローがいなくなったのか? 敵とは何なのか? よくわからなかった。

何らかの敵に立ち向かうために組織されたはずなのに、その敵がどれかわからない。自殺部隊の中には魔女がいて、そいつが脱走して最終的にラスボスになるんだけど、この魔女も本来は何かしらの敵を倒すために呼ばれたんじゃないの?

(私の見落としだと思うので、お気づきの方はコメントで指摘していただけると助かります)

後で調べたら、ヒーローが不在なのは、スーパーマンが死んだかららしい。いや死ぬのかよスーパーマン。スーパーマンなのに。

 

自殺部隊のメンバーは以下。悪党の寄せ集め部隊らしいけども……

 

デッド・ショット…百発百中の狙撃手。人を殺しまくってる悪党のわりに人間味に溢れている。

キャプテン・ブーメラン……ブーメランで戦ってたらしいけど記憶にない。悪党というかコソ泥のイメージしかない。序盤ですぐ死ぬんだろうなと思ってたらそうでもなかった。しかし活躍もしなかった。

スリップノット……ロープを使いこなすらしいけど記憶にない。なんかすぐ死んだ。誰か序盤で死ぬだろうなとは思ってたけどまさかこんなにさっさと死ぬとは思わなかった。死ぬのが早すぎて何の印象にも残っていない。

キラー・クロック……怪物のような外見で怪力。下水道に住んでいるらしい。悪党らしいけど一体何をしたんだ。

カタナ……日本刀で戦う日本人。スーサイド・スクワッドには自ら志願したらしい。部隊のボスの護衛。悪党……? 悪党じゃなくね……?

エル・ディアブロ……手から火を出すメンヘラ。

エンチャントレス……魔女。考古学者の身体を乗っ取っている。かわいい。

ハーレイ・クイン……かわいい。ジョーカーの嫁。元々精神科医だったけどジョーカーにいろいろされて頭がおかしくなったらしい。他の人たちは狙撃が得意とか怪力とか色々スキルがあるけどハーレイは特にないような気がする。普通に戦ってたけど。なんでこの組織に入れられたのかよくわからん。

 

首の爆弾の威力を示すために序盤に誰か死ぬやろうな、とは思っていた。キャプテンブーメランとやらが死ぬんだろうなと思っていた。しかし違った。ロープの人だった。登場してわりとすぐに死んだので本当にそのためだけにいる役なんだなって感じだった。

カタナは日本人。アクションはすごいんだけどセリフが棒すぎて笑ってしまう。

魔女とか日本人とかなんかもう世界観がバラバラ。バラバラでもそれで面白くなるならいいんだけど別に面白くない。ていうか登場人物多すぎ。誰か一人に焦点を当てるか、全体に満遍なく当てるか、どっちかにすればいいのにすごく中途半端。

デッドショット、エル、ハーレイの三人の回想があった。いらん。どれか一人に絞ってくれ。それか全員満遍なく紹介してくれ。客としてはどこを見たらいいのかわからなくて困惑した。カタナが実は旦那を失っていて……とかまた申し訳程度に他のキャラの過去をほのめかしたりするけどそんなんいらん。いらん情報が多い。

ハーレイとジョーカーの過去50%、デッドショットの過去20%、エルの過去20%、その他10%という謎配分。個人的にはハーレイとジョーカーの回想がすごく好きだったので、そこをメインに作って欲しかった。ハーレイがジョーカーと再会するシーンの演出は圧巻。

 

皆悪党で好き勝手するから、リーダーがそれをどうまとめるか、なんてのも見どころだと思っていた。しかし後半割とさっさと団結してしまった。しかしその理由もよくわからない。皆クソ悪党キチガイなんだから、団結するにはそれはそれは立派な理由がいるはず。しかしそれがない。あるっちゃあるけど、クソキチガイ悪党を団結させるような説得力はない。っていうかもう団結しなくてよかったのに。誰とも仲良くする気なんかないし命令を聞く気もないけど、敵を倒したい理由がそれぞれにあるから結果的に協力する。そんなんでよかったのに。適当に理由をつけて団結させるからより一層嘘っぽくなる。

なんか後半エルが「もう誰も失いたくない」なんて化石みたいなセリフを言ってたけども、いつの間にそんなに仲良くなったの? って感じ。ハーレイはキチガイサイコパスのはずなのにジョーカーが死んでからはただの普通の人。

 

ラスボスの魔女。これもわからない。「人間が自分たちを神だと思わなくなった。神は機械になった。だから復讐する」自殺部隊に入れられそうになったり無理やり働かされたりで腹が立つのはわかる。しかし復讐したいんだったらさっさとみんな殺せばいいし、わざわざ自殺部隊を呼ぶ理由もそこまで関心を示す理由もわからない。

 

脚本を書くとき、嘘は大きな嘘を一つだけ。あとはすべて本当にしないといけない。

誰かのブログかツイッター、なんせ何かの記事で読んだんだけど、例えばシン・ゴジラだったらゴジラという存在が嘘。でもそれ以外、例えば国のあり方とか会議の進め方とかそういうのは本当。

 

しかしスーサイドスクワッドは嘘まみれ。ヒーローとかヴィランとかそういった大きな嘘がすでにあるのに、展開を都合よく進めるために小さな嘘をつき続ける。

ここで誰と誰を戦わせたい。ここで団結させたい。ここで何何をしたい。

そういった作る側の都合ばかりが見えた。登場人物に戦う理由があるんじゃなくて、戦うシーンのために戦わされている。バラバラだったメンバーが団結したら感動するから団結させる。しかし団結する理由がないからでっちあげる。

 

なんかもうね……。

高校演劇かよ! ってね……。

嫌いじゃないんだけどね、演出とかは。かわいい映画だったんだけど。

さっきも書いたけどハーレイとジョーカーの回想は本当に良い。再会のシーンは感動した。ハーレイをヒロインとしてばんばん売り出すんだったら、やっぱりここに焦点をあててほしかったかな。

やっぱりいらないキャラが多すぎ。5人くらいでよかったんじゃないかな。活かせない材料は置いといたって腐るだけだーーー。あとアレ、暗い過去映せば感情移入できると思うなよ!!!!! ファインディングドリー始まって5秒で泣いた私ですらこの映画は一瞬たりとも泣かなかったぞ!!!

 

 

おわります。

見たのが数日前なので記憶が怪しい。何か間違いがあったら指摘してくれたらうれしいです。

ハーレイは本当にかわいいですよ。あれはハーレイに萌える映画ですよ。これは。

 

 

 

 

デッドプール最高