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毎日が告別式

人生どん詰まり芸大生のブログ

企業説明会に思うこと

つぶやき

お祈りメールおいしい! お祈りメールおいしい!

こんにちは就活生です。
就活しんどい。就活やめたい。
働くのは別にいいんですけどね、「就職活動」という概念が嫌ですね。
なんでスーツ着なあかんのや。なんで黒染めせなあかんのや。
まあ私は黒染めは結局しなかったのですが。

「黒髪じゃないからと落とすような企業では最初から働きたくないやいプンプン」

というわけです。ええ、中二病です。大学4回にして中二病です。
10月くらいになって内定が一つも取れずに泣きながら黒染めする自分の姿が脳裏をよぎるどころか反復横跳びしていますが、とりあえず今は見なかったことにしています。

ところで、私は17卒なのですが、本当は16卒でした。
どうしても演劇の勉強がしたくて転学科したのですが、その時カリキュラム上の都合で一学年繰り下げになったんです。
ので、当時の同級生たちは今や皆立派な社会人なのですね。
彼ら彼女らのツイッターを見てみると、学生時代は活発だったのに、今はなぜか皆ごはんのことしか呟いていないんですね。職場の事とか一切呟かずにごはんのことだけを延々とツイートしてるんですね。

闇が深い。

また、私は前の学科にいるときに、文芸誌を作るサークルのようなものに所属していたのですが、その時のメンバーも知らないうちに遠くに行っていましてね。
一人は、一回生のころから「××の出版社で働くのが夢」と言っていた青年。
今は東京でなぜか携帯電話を販売しているらしい。そして最近はごはんのことばかりツイートしている。

闇が深い。

また一人は、ラノベ作家を目指していたのですが、ツイッターを見ると一年前から更新がとまっている。アカウント名は、「××@就活ガンバル」とかそんなのでした。就活のことと競馬のことを呟いたのを最後に、彼のツイッターは停止していました。
聞けば、今はパチンカスになっているらしい。

闇が深い。

携帯電話売りの友人からは、最近「自分の選択が合っていたのかわからなくなってきた。君は好きなことをやってね」みたいなことを言われました。

闇が深い。深い、深すぎる。
皆就活という名の深淵に引きずり込まれてしまったのです。
怖い。怖すぎ。饅頭より怖い。
しかし就活しない訳にはいかない。
私本当は芝居やりながらフリーターをする予定だったんですが、
父親が事故って障害が残って退職して二度と働けないみたいなので、そんな悠長な事言ってられなくなったんですね。できるだけ親を安心させたいし。

という訳で就活しているのですが、いやあ、しんどいですね。
色々な企業説明会に行ったのですが、どこも、なんというか、まあ……。

とりあえず例にあげますと……。
広告の会社。服装は自由とのことでしたが、会場ではスーツ姿の男女がひしめき合っていました。何人ぐらいいたかな。わかんないけどたぶん二百人はいました。
当たり前ですけど髪の毛赤いのは私だけでした。みんな蔑むような眼で見てきます。わぁいもっと見てもっと見て!

壇上で社長がしゃべります。社長が名乗った瞬間皆一斉にメモを取り始めます。なにこれ怖い。
社長は力強くしゃべります。そして、労働市場とやらについて話し始めました。
学生たちに、「君の値段はいくら?」と聞いていくんですね。
学生たちは困惑しながら、「ひ、百万くらい?」とか「プ、プライスレス」とか答えるんですね。
学生はものじゃないんだから値段なんてつかないやいプンプン。

それで、「君たちは売り手です! そして私たちは買い手」「言い方はよくないかもしれないが、こちらとしては良い買い物をしたい!」とかいうんですね。
わしはものじゃないし身売りもしてないやいプンプン。

まあ言葉の綾だっていうのはわかるのですが、どうしても気持ち悪くてですね。
そのあと、とある社員を指して、「入社二年目なのに生意気にも海外にいった奴がいる」とかいうんですね。んでその社員も後から出てきて「私は生意気にも入社二年目で海外に行かせてもらって……」とかいうんですね。

そこはかとなく香るブラック臭。

しかし内容はともかくとして、社長の話し方には人を引き付ける力があるなあと思いました。
そのあと社員が次々出てきてしゃべるのですが、みんな何言ってるのかわかんないんですね。
マイクがあれば声は聞こえるけど、言葉は伝わらない。
聞こえると伝わるはイコールじゃないんですが、それを理解していない人って案外多いんですよね。

そのあともいろいろな企業説明会に行ったのですが、みんなマイクにむかってぼそぼそ話すだけなんですね。これ誰に向かて話してるんだろう。
またとある企業では、社員二名による座談会形式で進んだのですが、なぜか学生の顔を見ない。
社員同士で見つめあって話している。なんやねんホモかよ。
社員Aの方はまだなんとなく目線を配ってはいるのですが、Bの方はずっとAを見つめながら話しているんですね。ホモなの?

んで、「僕たちはこんな仕事していますー」って話すんですが、会話の最中に他の社員の名前(あだ名)が出てくるんですね。んで「××さんがさー」とかって笑うんですけどいやそれ誰やねん。
自分らだけゲラゲラ笑ってて学生置いてけぼりやないかい。

なんやこれ

なんなんやこれ

自分が神経質なだけだとは思いつつも、どうしても気になってしまうんですね。
ずっと演劇してたから、というのもありますが、人前でしゃべるってことをないがしろにしちゃいけないと思うんですよ。人間を呼んで自分の話を聞いてもらうなら、ちゃんと聞かせる努力をしなきゃいけないと思うんですよ。なんか、なんか、うわあ生意気だ海外に飛ばされる。

絶望して帰ってきて、エントリーシートを破り捨てる毎日。
しかし先日、とても素敵な企業と出会いました。
企業名は伏せますが、まだできて間もない企業。
まず就活生用ホームページがとても面白いんですね(カヤックじゃないですよ)
んで何してる会社なのかさっぱりわからない。マイナビ読んでもわからない。リクナビ読んでもわからない。しかしホームページが面白いし、説明会の紹介文も面白い。

それでノコノコと説明会に行きました。
まず企業の資料を渡されるのですが、それがすでに面白い。
なぜか会社員全員分?のトレーディングカードみたいなのを渡されるんですね。
なんだこれおもしろい。
しかし何をしている会社なのかはやはりわからない。

そして社長の自己紹介から始まる。
なんだこれおもしろい。
しかし何をしている会社なのかはやはりわからない。

そのあと会社紹介の映像を見たのですが、
やはり何をしている会社なのかわからない。

それからまた社長のお話しが始まるのですが、それを聞いていたら何をしている会社なのか、やっとわかりました。
「××している会社です」
ってそれだけ聞くと、クッソつまらなさそうなんですね。
しかしこの社長の話には人を引き付ける力がありました。
たぶん事業内容をばーんと就活用サイトに載せても、それだけ見て面白くなさそうと判断されそうだから、こんな風にしたんじゃないかしらと推測。わかんないけどね。

急成長しているって話を聞いて納得しました。
すごいなあ、これも演出なんだなぁ。

私は普段大学で舞台の演出を学んでいるのですが、勉強になりました。
何しに行ってるんだという話ですが。
生きていればなんだって勉強ですね。